82)プジョー306S16/Peugeot 306S16
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*PEUGEOT  NEW*
■ プジョー306S16/Peugeot 306S16

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 プジョーというクルマは実用に徹していて、今ひとつ興味が湧くまでには至っていなかった。いや、もちろん「ザ・サルーン」と呼びたくなるようなプジョー505GTI、505SRDターボやプジョー205GTIなど、いいクルマとは出遇ってはいたのだが、どこか醒めていたような気がする。
 1台のプジョー306S16を駆り出して箱根を走ることになった。ゴールド・メタリックというようなカラーリングが施された充分なサイズの3ドア。シートもいかにもフランスっぽい柄が入っていて、緊迫感のないことといったら。白状するといささか嵩をくくって走り出したのだが、ワインディングに入って少し攻めてみたら、これがなかなかの手応え。「ネコ足」のことば通り結構なロールはするのだが、コーナーでの粘りは想像を超えている。滑り出しても実にスムースに「ネコ足」を崩しはしない。
 気がつけば、結構愉しんでうっすらと汗さえかいてしまっているではないか。その当時、ちょっと流行りはじめていたプジョーとは、なるほどこんな魅力を持っていたのか。
 その後、プジョー106S16、プジョー206RCなど、同じテイストで、なるほどプジョー306S16がひとつのモノサシになったんだ、と納得したのだった

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