スプライトMk-Ⅱ/Austin-Healey Sprite Mk-II
a-healey_title.png

*AUSTIN-HEALEY  CLASSIC*
■オースティン・ヒーリー・スプライトMk-Ⅱ/Austin-Healey Sprite Mk-Ⅱ

a-healey1-1.jpg

 「カニ目」のスプライトとして誕生したオースティン・ヒーリー・スプライトは、いきなり大きなヒット作となった。1958年に登場するや、4年足らずの間に5万台近くを生産したのだ。これは当時の2シーター・スポーツカーとしては画期的、といえるほどであった。これは、ちょっとばかり不幸な成功、でもあった。というのは、このカテゴリイにマーケットがあると読んだBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレイション)は、モデルチェンジしてもっと量産しよう、と決断するのだ。そうして誕生したのが「Mk-Ⅰ」がチェンジしたオースティン・ヒーリー・スプライトMk-Ⅱ。さらに、加えて、もっと量販すべくBMC傘下のスポーツカー・ブランド、MGでMGミジェットとしても発売するのだから徹底している。フロント周りその他を少し変更して、MGブランドとした、バッジを変えたことから「バッジ・エンジニアリング」という言葉の所以である。付け加えておくと、したがって、スプライトはMk-Ⅱの時にミジェットはMk-Ⅰを名乗ることになる。
 すっかり万人好みの顔つきになっているけれど、中身はほとんど「カニ目」と変わってはいない。したがって、ぜんぜんスーパーではないけれどシンプルでリッチなスポーツカー・テイストが備わった、コンパクトな佳品、という印象が残る。

a-healey1-2.jpg