57)ロータス・エスプリ・ターボ/Lotus Esprit turbo

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*LOTUS  CLASSIC*
■ ロータス・エスプリ・ターボ/Lotus Esprit turbo

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 それにしてもロータスは役者揃いであった。当時からエポックメイキングなクラシックとして認識されていたロータス・(オリジナル)エリートをはじめとして、エラン、ヨーロッパ、コルティナ、エスプリ、そしてセヴンと並べてみると、どれもがスポーティで面白いクルマ、という以外あまりに広範囲なのに驚くほど。だって、スポーツ・クーペありオープンあり、四角いサルーンあり、さらにはスーパーカーまであるのだから。これが、ロータスという小さなメーカーから次々につくり出されたものか。いや、そうした小さく意欲的なメーカーだからこそ、なし得たことかもしれない、と理解したのだった。創始者コーリン・チャプマンの生き様を見るに付け、なるほどと納得するとともに、いまさらに貴重なブランドと感じ入るのだ。
 さて、そのスーパーカー部門に入るロータス・エスプリ。1970年代も後半になるとクルマには様々な規制が加えられるようになり、それに石油ショックもあって「ライトウェイト」を売り物にしてきたロータスは、その取り柄を失うのではないかと危惧された。それを察知してかいち早くチャプマンは上級移行によってそれをクリアしようと、(二代目)エリート、エクラ、そしてこのエスプリを登場させたのだ。
 しかし基本はバックボーン・フレーム+FRPボディという、かつてのロータスの手法を踏襲、エンジンはジェンセン車のためにつくった直列4気筒DOHC2.0Lとあっては、スーパーカーというにはいささか心許なかった。1980年になってエンジンを2.2Lに拡大して、さらにターボ・チャージャを付加したロータス・エスプリ・ターボをラインアップして、ようやく面目を保ったのであった。

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