21)ビィエムダヴリュゥ Z1アルピナ/BMW Z1 Alpina(Alpina roadster)
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*BMW  CLASSIC*
■ BMW Z1アルピナ/BMW Z1 Alpina(Alpina roadster)

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 どれもがシャープな切れ味で、欠点など微塵も見せない完成度を誇るBMW各車。趣味人というのはアマノジャクなもので、優秀なよくでき過ぎたクルマには、今ひとつ食指が動かなかったりする。いや、走らせて、素晴しいなあ、とは思うのだけれど、乗り手がなにも手助けすることがないというのは、どこか一体感に欠けていてその場だけの感動に終わってしまったりするのだ。
 さてさて、そんなことを思っていたら1台のクルマが思い起こされてきた。BMW Z1。もう忘れ去られているかもしれない、現代のBMW Z3やZ4につながるBMW Zシリーズの祖である。1987年のフランクフルト・ショウで突如発表されたBMWのオープン2座。すっかり上質なサルーン・メーカーになりきっていたBMW、オープンとなると耐候性などいろいろハンディもある。どう解決するのだろう、嬉しくもあったがちょっとした戸惑いも感じたものだ。
 鋼板シャシーにFRP主体のボディ、そのスタイリングも独特だ。近未来のスポーツカーの提案、そんな課題でつくられた意欲的なサンプル。BMW Z1の当時の印象だ。ボタンを押すとドアが下方に下がって、結構な高さの「敷居」の部分に電動で落とし込まれるドアをはじめとして、愉しみは一杯だ。中身はBMW325iのパワートレインそのものだから、走らせての快感が物足りない、というのがBMW Z1の命脈を決めてしまったようだ。
 本家のBMWZ1、そのアルピナ仕様のアルピナ・ロードスターを走らせた。アルピナはさすがスポーツカーの切れ味が強調されていてよかったなー。


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