45)ジャガーEタイプ/Jaguar E type
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*JAGUAR  CLASSIC*
■ ジャガーEタイプ/Jaguar E type

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 いや、ジャガーEタイプとひと口にいっても、いやスタイリングだったら絶対初期の「シリーズⅠ1/2」より前の1967年モデルまで、走らせたら「シリーズⅢ」のV12気筒エンジンの魅力に尽きる、などとミクロのやり取りが出てくるのだが、総じてジャガーEタイプのエレガントな佇まいは、英国紳士にもっともよく似合うスポーツカーとして永遠に輝きつづける。全長の半分もあるのではないかという長いノーズから、美しくすぼまるテールエンドに至るまで、まさしくこんなクルマが世にあったのか、という存在感を見せる。
 いうまでもなく旧き佳き英国を代表する1台。もっというならば、英国が没落する直前の最後の輝きにも似て、ジャガーEタイプは華やかな光芒、オーラのようなものさえ感じられる。
 そもそものジャガーEタイプは米国市場を強く意識してつくられた。多くのライヴァルが4気筒、それもOHVエンジンだったところに「ストレート6」、それもDOHCメカニズムを搭載して、大きなヒットとなった。最後の「シリーズⅢ」ではそれを一気にV12気筒、「ダブル6」に置き換えた。つねに最高峰を意識したジャガーEタイプ、といった印象を与える。
 1960年代にはじまり、1975年まで世界に向けて7万2000台余、2シーター・クーペ、2+2クーペもつくられ、それらは独自の魅力を持つけれど、とりあえずジャガーEタイプはオープンに勝るものなし。永遠のシンボリックな存在である。

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