61)マセラティ・クアトロポルテ/Maserati Quattroporte
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*MASERATI  MODERN*
■ マセラティ・クアトロポルテ/Maserati Quattroporte
   

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 ピエトロ・フルアがデザインした1963年デビュウの初代クアトロポルテ、クアトロポルテⅢと呼ばれるジウジアーロ・デザインのビッグ・サルーンもいいけれど、1994年からつくられたガンディーニ・デザインの四代目クアトロポルテに、少しばかり思い入れがある。ランチア・ストラトスやランボルギーニ・カウンタックなど並外れたエキゾティックな作品を残す、天才マルチェロ・ガンディーニにしては至極真っ当なサルーン。リアのホイール・アーチ部分にわずかに自己主張を残した、というような印象が素敵だ。それにサイズ的にも使い勝手がよかった。
 しかし、それにしてもいくらマセラティにとって初めての4ドア車とはいっても、クアトロポルテ、「四枚のドア」というネーミングには、お国柄のちがいを感じてしまう。だが、それを「クアトロポルテ」と発音してしまえば、いかにもイタリアンに聞こえて嬉しくなってしまうのだから始末が悪い。
 外観よりもインテリアがマセラティ・クアトロポルテの「売り」の部分。いきなり応接間に通されたような豪華な気分で、それが自分の部屋になったりしたら、それは素敵なことというほかはない。クアトロポルテをいつか手に入れて、そんな生活ができたらなどと夢を見つづける快楽。シレッと目立たない、やはり四代目クアトロポルテがいいなあ。


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