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   ■ カロッツェリアメイドのアルミ・ボディ

*クルマは斯くも面白い*   


       

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 アバルトを購入したひとつの目的は、カロッツェリアメイドのボディを観察してみたい、ということだった。だから「外装まあまあ、機関好調」というアバルトを見付けて、個人輸入したのはもう35年前のこと。早速に、ひと走りして愉しんで、早速工場に入れて塗装剥離をしてもらった。
 量産だったら一枚のプレスでつくってしまうところをいくつもの細かいパネルに分け、溶接し、下地仕上げで滑らかなボディに仕上げて行く。そうしたカロッツェリアの手法がよくわかった。それとともに、アルミ地肌のボディのなんと美しいことか。ちょっとした金属オブジェを見るような気持ちで見入ってしまったのを憶えている。(この写真は別のクルマ)


      



        

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「旧車愛好者のための50枚のレシピ」

 (1996年、山海堂)


 自分たちの経験をもとに、簡単な手入れの仕方をまとめた。基本的には工場で完成したときの「オリジナル」の状態を大切にしながらも、たとえば電装品などの進化の著しい部分は見栄えも考えつつ新しいものに置き換える、というのが基本方針。クルマを手に入れるところから、細かい、それこそ自分で手を下せる簡単な手入れを並べた。