14)オースティン・ヒーリー100/Austin-Healey 100

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AUSTIN-HEALEY  CLASSIC

オースティン・ヒーリー100/Austin-Healey 100


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 「カニ目」のスプライトは、ヒーリー父子の傑作のひとつというものだが、最大の作品というべきは「ビッグ・ヒーリー」の愛称を持つ一連のスポーツカーだろう。エンジンをはじめとするオースティンの量産部品を使い、独自のボディ/シャシーを使ったスポーツカーを展示したのが1952年のロンドン・ショウ。その会場に現われたオースティン社のボスがヒーリーさんのもとにやって来て「これをウチでつくろう」と握手したところから「オースティン・ヒーリー」ブランドが誕生したという逸話は有名だ。


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 そうしてでき上がったのがオースティン・ヒーリー100。スポーツカー乗りだったヒーリーさんがつくったのだから、テイストは文句なし。たとえばフロントのウインドスクリーンが倒せるなどという、実際にクルマ好きならではのアイディアも携えて、なかなかのヒット作となった。とくに北米での人気は高く、初期の直列4気筒は1956年から6気筒に換装してオースティン・ヒーリー100/6に、さらに2.9Lに拡大してオースティン・ヒーリー3000となる。4気筒の時代にもレーシイなオースティン・ヒーリー100Sや軽度のテューニングアップをした100Mを次々加えるなど、話題性にも事欠かない。

 「ビッグ・ヒーリー」というだけあって、ダイナミックな走り振りをみせるオースティン・ヒーリー100。英国紳士を気取れる魅力ある1台だ。


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