20)ビィ・エム・ダヴリュ  M1/BMW M1

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BMW  CLASSIC

BMW M1/BMW M1


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 BMWブランドのスーパーカー、BMW M1はいろいろな話題のヌシである。1970年代半ばにBMWモータースポーツ社がポルシェの牙城に喰い込むことを目的に高性能レースカーとして企画したのがそもそものはじまり。そうそう、イノウエの持っているBMW M1のプラ模型は「ランボルギーニ☆BMW」と箱に描かれている。BMWはランボルギーニ社と提携、ミドシップのシャシー周りの設計から生産までを委託し、ボディもジウジアーロ率いるイタル・デザインに依頼したのだ。しかし、当時のランボルギーニ社は業績不振で自分たちのニュウモデル、カウンタックの生産もままならない状態。イタリア的遅延に業を煮やしたBMWは、最終的に提携を解消し、独自のティームで生産に移した、といういきさつがある。先述のプラ模型はその完成を見越してつくられたのだろう。いまでは、「アウディ☆ランボルギーニ」なのだから面白い。


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 結局、当初の目的であるレース参戦は叶わず、ワンメイク・レースで走るなどにとどまり、むしろ、スーパーカーとしての注目を浴びることになったのだった。直列6気筒DOHC3.5Lエンジンは、イタリアン・スーパーカーのV12気筒からすれば物足りないようにみえるが、もともとがトゥーリングカー・レース用という素性は侮りがたく、走りは一級品だ。

 実務的で完成度の高い印象のボディはFRP製で、フロントのグリルとリアの左右に取付けられたBMWのエンブレムが、ブランドを主張する。500台足らずが生産されただけで終わった。