35)フィアット・バルケッタ/Fiat Barchetta

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FIAT  NEW

フィアット・バルケッタ/Fiat Barchetta


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 ユーノス・ロードスターのフォロワーとして、1995年に登場したのがフィアット・バルケッタ。バルケッタとは小舟の意味で、初期のフェラーリ166バルケッタなどで知られる。小さなオープンということで、それをそのままネイミングにしてしまった。

 基本的にはフィアット・プントのシャシーが用いられるが、ホイールベースを2275mmと短縮したおかげで、2シーターの軽快なオープンに仕上がっている。エンジンも直列4気筒1.8Lエンジンを横置き搭載するFWD。スタイリング的に同時期のクーペ・フィアットと相通じるものを感じたりするが、クーペの方がひと回り以上大きいし、クラスも上だ。

 全体的にクラシカルな、ということはオープン・スポーツカーの本来的な味わいを残すよう努力されたあともみられ、それこそ少し手のかかる趣味性のある実用車、といったまとまり。ソフトトップを畳んでオープンで走り出せば、コンパクトで軽快な走りが楽しめる。

 2002年に生産が終わって2年ほどして突如再登場するが、わずか数年でフェードアウト。その頃には、各国でオープン・スポーツカーが百花繚乱のようになっていたのだった。


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