46)ジャガーMk2(ジャガー340)/Jaguar Mk2(Jaguar 340)

Jaguar_title.png


JAGUAR  CLASSIC

ジャガーMk2/Jaguar Mk2(Jaguar 340)


46-1+.jpg


 乗っていて「渋さ」の点で筆頭にあげたくなるひとつに「ジャガー・マーク2」がある。中央に寄ったヘッドランプ、それにジャガー・スポーツのそれに似たラジエータ・グリルをあしらうフロントから、丸やかなアウトラインを描くボディ、絞り込まれたテールエンドに至るまで、まさしく英国の古典的な優美な形に終始する。だからといって、その「ニセモノ」をつくり、それをまた有難がって所有するのには思わず眉をひそめてしまうのだが、裏を返せばそれだけひとつの「典型」として存在しつづけている、という証左でもある。

 上質な大柄サルーンを以って位置づけられていたジャガー・サルーンに、ひと回り小型のジャガー2.4サルーンが登場したのは1955年のこと。それは1959年にチェンジしてMk2になる。1967年にはふたたびチェンジされるのだがMk3とは呼ばれず単にジャガー240/340サルーンとなった。しかし、スタイリング的に共通する全部のモデルをジャガー「Mk2(マーク2)」サルーンと総称することも多い。


46-2+.jpg


 さてさてジャガー「Mk2」のひとつとして、ジャガー340サルーンを撮影した。ベージュのボディカラーも英国的でしっとりとしていたが、全体のつくり、たとえばウイングの峰にあるサイドランプ上の小さなモールや後ドアの切り欠き部分の丸みなど、細かい部分のひとつひとつに「綺麗だなあ」と嘆息がつづいた。もちろんドアを開けば磨き上げられたウッドと本革のインテリア、その佇まいにすっかり虜になってしまうのだった。