49)ランボルギーニ・カウンタック LP400/Lumborghini Countach LP400

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LAMBORGHINI  CLASSIC

ランボルギーニ・カウンタック LP400/Lamborghini Countach LP400


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 もう「カウンタック」ではなくて、発音に近い「クンタッシ」と呼ぼうではないか。カウンタック・フリークの第一人者、盟友M嵐さんが提唱するのに賛同はするのだが、どうしてもまだ「カウンタック」の名前がある種の呪文のように離れていかない。

 先のP400系ミウラを進化させたモデルとして計画されたものの、産みの苦しみの末にようやくデビュウしたLP400にはじまるカウンタック。走らせて一番はLP5000、完成度という点では最終の「アニヴァーサリイ」などとそれぞれに存在感をみせるカウンタック・シリーズにあって初期のLP400は、シンプルな美しさという点で永遠の憧れの座を確保する。

 先のミウラは、エンジンを横置き搭載されていたこともあり、排気量拡大などのこれ以上のパワーアップが望めない。そこでエンジンを縦置きミドシップ搭載する新モデルとして計画されたのがカウンタックだった。もちろん、ライヴァルたるフェラーリ「BB」の登場を予期して、である。


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 しかしながら、ランボルギーニ社は危機的な状況下にあった。生産はおろか、衝突試験用のプロトタイプもつくることができず、ショウに飾ったモデルがそのまま使われた、という逸話も残る。

 しかし、でき上がったカウンタックは天才ガンディーニのつくったプロトタイプに一番近く、美しさを湛えている。おもに資金的理由から、ほとんどミウラ時代そのままのエンジンを縦置きに搭載したハンディはあるけれど、ポップアップ・ドア、全体のウェッジ・シェイプ、リアのホイールアーチなどにカウンタックの特徴を備え、それでいてクリーンで美しいLP400は忘れられない。

 スーパーカーの頂点に君臨するカウンタック。個性的なガンディーニ・デザインの発露というものではあるまいか。