51)ランチア・フルヴィア・クーペHF/Lancia Fluvia coupe HF

Lancia_title3.png


LANCIA  CLASSIC

ランチア・フルヴィア・クーペHF/Lancia Fluvia coupe HF


51-1+.jpg


 ランチア・フルヴィアは1963年に誕生した、ランチアの小型車シリーズ。ベルリーナ(サルーン)をベースにラリイ・フィールドで活躍(1972年にはワールド・チャンピオンシップを獲得)したフルヴィア・クーペ、ザガート製個性的スタイリングのフルヴィア・スポルトなどがラインアップされた。ランチアは1969年にフィアット傘下になってしまうので、純粋なランチアとして最後のシリーズということにもなる。

 それにしても、フルヴィア・スポルトよりもよほどスポーティな印象を与えるフルヴィア・クーペ。ベルリーナより150mm短縮された2330mmのホイールベースのスクウェアなボディはいかにも取り回しがよさそう。前後のオーヴァハングが短いのも、ラリイなどでは実に有効にちがいない。ラリイ仕様で決めたこのフルヴィア・クーペHFなど、実に小気味よい走りをみせてくれる。

 しかし、さすがはランチア。たとえば狭角V4気筒DOHCのエンジン、フラットなインテリアなど、独特のニュアンスをみせてくれる。いうまでもない、当時は少数派の前輪駆動(FWD)。これでWRCなどラリイ・フィールドにおいて、ミニやアルピーヌと闘い、ときにトロフィを獲得したりしたのだった。


51-2+.jpg