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   ■ 「マッチボックス」の見逃せない一品
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 英国のミニカーには御三家と呼ばれるもののほかに「マッチボックス」がある。どちらかというと「御三家」に較べてスケールもまちまちだったりディテールも大雑把で、よりラフというか子供向けというか、ミニカーとしての味わいには欠けたりするのだが、安価に量販されたこともあって認知度は高い。

 基本的に75台をラインアップし、それを全部集めよう! と提唱していた「マッチボックス」。その75台のラインアップを次々に変更したり、また別の75台をシリーズに仕立てたりして、購買層に意欲と注目を集めつづける工夫がされていた。そのシリーズのひとつ「スーパーファスト・ホイール」の27番、おっ、クンタッシではないか。さすが、子供受けするスーパーカー、抜け目なく「マッチボックス」化されたのだなあ、と、とりあえずの感想。ところがである、箱から出して観察したところで思わず口元が緩んでしまった。箱にはただ「ランボルギーニ」と書かれただけだったが、なんとそれはクンタッシLP500、そう、知る人ぞ知るプロトタイプだったのだ。

 その後。オーヴァフェンダが付けられたり勇ましく変化していくクンタッシ一族にあって、ガンディーニ・スタイリングに一番忠実なプロトタイプは、もっとも好もしいもの、とイノウエは信じて疑わない。モデルはデカールでけばけばしいラインなどが入っているが、シンプルなクリーム・イエロウに塗って、実物を彷彿とさせたくなる。それにしてはホイール等、ああやはり「マッチボックス」なのだなあ。これはこのまま記念物として残しておくがよい、との結論になったのだった。

        

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