79)日産スカイラインGT-R/ Nissan Skyline GT-R(PGC10)

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*SKYLINE  CLASSIC*

■ 日産スカイラインGT-R / Nissan Skyline GT-R(PGC10)


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 イノウエにとってクルマにのめり込んだ最初が初代スカイラインGT-Rであった。それでたくさんのことを学んだ。実際に「手の掛かるクルマ」を維持していくことのノウハウのほとんどはそこから知った、といっていい。バイトして得たお金のほとんどを注ぎ込んでも維持していくのはなかなか大変なことであった。焼き付かせてしまったエンジンを前に「だめだよ、オイルは早め早めに変えなくちゃあ」などとなにかと情熱はあるけれど財布の軽い若者に助言をくれ、時にしようがないなあ、といって手助けまでしてくれた某日産ディーラーSさんの力添えは忘れられない。しかし、そうやって維持することで、クルマを趣味として持つ人たちとのつながりが生まれた。そのGT-Rが最前期の4ドアPGC10型であったことも幸運であった。その後、より人気の高いハードトップKPGC10型が登場していたけれど、趣味的には実はオリジンが重要であることなど、人気や商業的成功の軸と趣味性の軸とでは価値基準がちがうことも理解できた。


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○ 世界の名車8「NISSAN」(保育社)

 スカイラインというクルマは、かつては独立したブランドであるかのような輝きがあった。世界の名車シリーズのなかでも、ひとつ独立させて、ほとんどスカイラインだけでまとめた一冊としたのも、そうした背景を反映させてのこと。趣味的にみて、いまもって熱心な愛好家が少なくないことからも、それは正しい判断だったにちがいない。シンボリックなスカイラインGT-Rだけでなく、まだレストレイション前のR380なども取材させてもらったり、存分に楽しんだ。 




 


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